第8回 萌黄会書展



2019年
10月12日(土) 13:00−18:00
10月13日(日) 11:00−18:00
10月14日(月) 11:00−17:00
銀座アートスペース(下図参照)
 
 
作 品
 



つつがなく 一仕事をへ りんごにる















田子の浦に うちいでて見れば しろたえの
富士の高嶺に 雪はふりつつ



わたの原 八十島かけて こぎ出でぬと
人にはつげよ あまのつり船







薔薇



花の色は うつりにけりな いたづらに
わが身世にふる ながめせしまに



今來んと 言ひしばかりに なが月の
有明の月を 待ち出てつるかな



ぜんまいの のの字ばかりの 寂光土



茶室にて ちょろっと秋の しぐれかな




ときの流れに身を委ね たとえりやあの雲みたいに・・・・



一瞬



生きることは 一筋がよし 寒椿



君がため 春の野にいでて 若菜つむ 
わがころもでに 雪はふりつつ



コスモスや 風のかさほど 花唄ふ




春すぎて 夏来にけらし しろたへの
衣ほすてふ あまのかぐやま



わが庵は 都のたつみ しかぞ住む
世をうぢ山と 人は言ふなり











あまつ風 雲のかよひ路 吹きとぢよ
をとめの姿 しばしとどめむ



これやこの 行くも帰るも 別れては
知るも知らぬも 逢坂の関











おく山に 紅葉ふみわけ 鳴く鹿の
声聞くときぞ 秋はかなしき



「臨書」 「俳句」



葉桜の 中の無数の 空さわぐ



令和